速報甘栗拳!



ムースバンドDUCK


鴨子溺泉に一歩目からいきなり落ちた男、ムース。

彼の企画音盤での扱いはひどいものだった。

まず企画音盤第1弾・「熱闘歌合戦」では最後の全員出演

『乱馬ダ☆RANMA(Curtain call Version)』

だけにしか出ていない。

第一弾という事もあったし、これだけしか出ていないキャラは他にもいるので、

仕方ないと言えば仕方ない。

しかしカーテンコールだけに出る役者がいるだろうか。

企画音盤第2弾・「歌暦(平成3年度版)」では、

本人も言っている通り見せ場を作ってもらえた。

『魅惑のリンボーダンス』でリンボーダンスに挑戦。

が、近眼がたたって海にドボン。

しかもそのままシカトされて次のキャラに移ってしまった。

あとはやはり最後の全員出演

『キャラクターズ・クリスマス』に登場。

最初のセリフの所はともかく、

一番のサビを歌わせてもらうも、登場キャラが多いので

聞いただけでは誰が誰だかわからない。

しかも声優のみなさんキャラ抜きでマジで歌っておられるのでなおさら。

特に良牙・九能・三千院・ムースは聞き比べればわかるが、

一回聞いただけでは声紋鑑定必要じゃないか?と思ってしまうほどである。(大袈裟)

さらに、最後に全員で「Merry Christmas・・・」と言っていく所では、

「Merry Christmasじゃ」と

することで、かろうじてアイデンティティーを保った。

しかしそれも玄馬とかぶっている。

極めつけは企画音盤第4弾(第3弾はDoCo★First)・「格闘歌かるた」。

短い曲がたくさん(45曲)詰まったタイプのCDなので、

一発逆転大活躍するチャンスだったのだが、ムースメインの曲は2曲。

ムースバンド、DUCKが歌う『IT’S LOVE』は後で紹介するとして、

完全にコントの『拝啓、シャンプー』は「歌暦」の良牙の曲、

『拝啓、あかねさん』のパクリ、

しかもチンケにカセットテープでの再生だけであった。

そのほか、ムースの出演した曲として、

『男溺泉を探せ!』、『私のケムール』があるが、

どちらもアヒルの鳴き声だけで、

あとはやっぱり最後の全員出演『乱馬ダ☆RANMA ’92』、これを除けば合計4曲に出演。

4曲という数字は全キャラの中では多い方で、実際右京や八宝斎よりも多い。

しかし一曲もまともに歌っていない。

そしてなにより、ムースはオリジナル曲を作ってもらえなかった。

アニメオリジナルキャラ、佐助やリンリン・ランランにさえ

オリジナル曲があるのに・・・

チョコチョコ出てはいたが、名前さえない、偏見的な中国人のイメージそのままの呪泉郷案内人にさえ

オリジナル曲があるのに・・・

原作・アニメ共に一話(1エピソードではなくて)しか出ていない与太郎にさえ

オリジナル曲があるのに・・・

しかしムースにはオリジナル曲がない。

あわれ、ムース・・・

せめてもの救いは、オリジナル曲がないことをネタにされていることぐらいだろうか。

そんなムースが企画音盤で一番活躍したのが「歌かるた」の『IT’S LOVE』だった。

『IT’S LOVE』はRABBITが歌う、らんまの映画1作目のエンディングテーマ。

「歌かるた」のものは、これをムースバンドDUCKがカヴァーしたものである。

ムースバンドの名の通り、DUCKはムースがヴォーカルのバンドで、

名前の由来は元ネタが「RABBIT」の曲だから

ムースはアヒルになるので「DUCK」と、恐ろしく安直。

メンバーは声と挙動から推測するに九能、良牙、乱馬が確認できる。

以下がムースバンドのメンバーとパート(推測

メンバー パート ひとこと
ムース ヴォーカル 大ハリキリ。
乱馬 ギター 演奏に必死。
良牙 ベース 歌が違う。
九能 ドラム もう無茶苦茶。

だいたいムースはアニメからしてあんまり良い扱いじゃなかったような気が・・・
逆に九能はやたら優遇されてた印象。