妖怪を無力化する術を心得ていた巫女、翠子は、

その能力故あまたの妖怪どもに命を狙われていた。

妖怪はやみくもに襲っても浄化されてしまうため、

翠子の霊力に打ち勝つ巨大で邪悪な魂を持つ必要があった。

妖怪どもは翠子を秘かに慕っていた男の心の隙につけこみ、取り憑いた。

こうして、強大で邪悪な妖力を持った妖怪が誕生した。
　

四魂の玉を清めていた巫女、桔梗は、

手負いの野盗、鬼蜘蛛をかくまっていた。

鬼蜘蛛は桔梗に対してあさましい想いを抱いていた。

そのすさまじき邪念は妖怪を呼び集め、自らの意志で妖怪に身魂を食わせ、

そうして寄り集まった妖怪がひとつになったのが犬夜叉の宿敵、奈落である。
　

たくさんの妖怪がひとつに固まるには、
邪心を持った人間をつなぎに使うのが最も簡単である。
（Rumic Highbridge・著　洛科八閑・訳　『妖怪見聞録』より）

・・・結論から言いますと、五寸釘君はつなぎになり得ます。

以下の表を見て下さい。色つき文字が共通点です。

Who	Whom	How
男 （→大妖怪）	翠子	秘かに慕っていた
鬼蜘蛛 （→奈落）	桔梗 主人公と相思相愛 声：日高のり子	絶対叶わない想い あさましい想い「乱れた顔が見てぇなぁ。ぞくぞくずるぜ。」
北条君	かごめ	日暮家公認の付き合い さわやかっ
五寸釘君	あかね 主人公と相思相愛 声：日高のり子	秘かに慕っている 絶対叶わない想い あさましい想い「今日から君は、僕の操り人形なんだよ〜」

比較として北条君を挙げましたが、明らかにつなぎとしての適性は五寸釘君が上です。

五寸釘君には、これからつなぎとしての運命が待っているのでしょうか・・・

アニメ「犬夜叉」の妖怪鉄鼠は五寸釘くんの前世だと推理してみたり・・・